Miki KOYAMA

ーーFIA-F4は開幕戦の岡山が終わりました。第1レースは予選18位・決勝16位でしたが、第2レースは予選9位・決勝12位。女子として初のシングルグリッドで初のポイント獲得も目前でした。
「今回は初のシングルグリッドにつくことができました。ハーフウエットからどんどん乾いていくコンディションの中でずっと7〜8番手にいたんですけど、赤旗が出て残り3分で再開となったときにコースインしたらギリギリ最終アタックが間に合わなくて一番最初にチェッカードフラッグを受けてしまったんです。1周で2秒も3秒も速くなるようなコンディションだったので、ベストタイムで決まる第1レースのグリッドは18番手になってしまったんですけど、セカンドベストで決まる第2レースのグリッドは9番手になったんです」

ーー第1レースは苦しい展開だったようですが、どうしてでしょうか?
「正直、第1レースはタイムが伸びなくてキープするのがやっとでした。はっきりとした原因は分からないんですけど、ドライコンディションの方があまり良くなかったんです。だから第2レースに向けてデータを取っておこうと気持ちを切り替えて、クルマのフィーリングやタイヤの内圧などを考えながら走っていました。そこからセットアップを変えて臨んだ第2レースでは悪くありませんでした」

20180416-03

ーーそして第2レースではずっと10位を走行して入賞圏を争いましたが、最後に2台に抜かれてしまいました。2016年の開幕戦で入賞圏を走ったこともありましたが、今回のバトルはどうだったでしょうか?
「正直言って、2016年にトップ10を走ったときはメンタルで負けました。それまで20番台を走っていたのがいきなり8番手を走るようになって、周りのペースは速いし、自分の走りをするだけで精一杯でビビリながら走って、さらに後ろからは追いかけられて、最後はメンタル負けをしてしまったんです。でも今回は同じような位置で走っていても、周りが見えていて駆け引きを考えながらレースができていたんです。ヘアピンで後ろから仕掛けてくるのは分かっていたけど、前に1台抜けそうなクルマがいたので、それなら行かせて4台で勝負した方が有利じゃないかと考えたんです。2台はファステストを記録したドライバーとHDFPの1台だったので、本当にペースが速いドライバーでしたから。見ている人からすれば2年前に抜かれたのと同じだったかもしれないけど、今回はちゃんとレースができていたし、自分にとってはその意味は全然違ったんです」

ーー昨年走っていた中団グループと比べると、上位の争いは違いましたか?
「やっぱりバトルの仕方が違いますね。上位はバトルをしてもタイムを落とさないで綺麗なレースをします。バトルをしてペースが落ちてしまうようではダメなんです。それから、前にいる台数が少ないから心が明るくなりますよ(笑)。カートの時にはよく『フロントロウにいなきゃ勝負できない』って言っていたくらいなんで、今まではグリッドについたときに何十番も後ろの方にいて悲しくなっていましたけど、今回は縦に見れば前に4台しかいなかったわけで、これならチャンスがあるなっていう希望の光が明るくなりました

20180416-02

ーー今年のチーム体制は強力ですか?
「チームメイトが2位に入りましたし、チームとしてはかなり良い体制です。ドライバーが複数いるのでデータ比較もできるし、チーム体制としても今年はこれまでになく良い体制です。セッティングだけでなくクルマのメンテナンスもしっかりしています。良い環境と良いクルマがあるので、あとは良いドライバーかどうかが問われると思います。実は私は男子と比べると体重が軽いのでバラストをレギュレーションに規定された位置に最大限積んでもまだ5kg足りなくて、それを別の箇所に載せなければならないので重量バランスが少し違ってしまっているんです。それとチームメイトとはブレーキパッドのメーカーも違っていてブレーキング時のピッチング特性も同じではないし。岡山は開幕前のテスト走行もできず木曜からの参加になってしまったので準備も不充分でしたけど、オーディションをやったときにはみんな同じクルマで走って私が誰よりも速かったので、これからその辺りを詰めていければと思っています」

ーー去年はチーム体制面で苦しいシーズンでしたが、そこから学んで今年はどういうところが成長できたのでしょうか?
「去年はクルマを速くするにはどうすれば良いのかということをかなり自分自身で考えなければならない環境だったので、そのおかげでクルマのことも少しは理解できるようになりました。苦しい状況の中で大勢の方々に助けて頂いてレースが続けられたことも大きくて、開幕時点では資金が半分しか集まっていなかったのに最後までフル参戦できたので、人と人とのつながりって本当に大切だなって勉強になった1年でもありました」

ーー今シーズンの活動資金は?
「フル参戦エントリーはしていますが、実はまだ資金が半分ほどしか集められていないので第3ラウンドの鈴鹿から先は不透明な状態です……。今年はとても良い体制で参戦できていて結果もしっかりと残せそうですし、大勢の方から注目も頂いているので、なんとしてもフル参戦したいと思っています。今もご支援頂ける方を探していますので、よろしくお願いいたします」

MIKI-KOYAMA-20180420-02MIKI-KOYAMA-20180420-07

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。